米IIHS(道路保険安全協会)が実施した2006年モデルのホンダシビック(ノンハイブリッド車)の衝突テスト(参考画像)

日本だけでなく、米国でも販売台数を増やして市民権を得ているハイブリッド車。そのハイブリッド車が、「ガソリン車と比較して衝突安全面で有利」というレポートが公表された。

これは17日、米国IIHS(道路保険安全協会)の関連団体、HLDIがまとめたもの。米国で販売されている25のハイブリッド車について、2002〜10年の9年間に発生した自動車同士の衝突事故データを分析したのだ。

その結果、ハイブリッド車で衝突事故を起こした乗員が負傷する確率は、同一車種のガソリン車(トヨタ『プリウス』やホンダ『インサイト』などハイブリッド専用車は調査から除外)と比べて、25%低かったという。

HLDIはこの調査結果について、「ハイブリッド車はバッテリー(二次電池)などの搭載により、車両重量が同一車種のガソリン車に対して平均10%重い。これが衝突事故の際、乗員が受ける衝撃を和らげる効果を発揮したと推測できる」と説明した。

その一方で、低速時にモーターだけでEVのように走行するハイブリッド車は、その静かさのために歩行者との接触事故を起こす確率が高い。HLDIは、「ハイブリッド車による歩行者事故は、同一車種のガソリン車よりも20%多い」と警鐘を鳴らしている。

米IIHS(道路保険安全協会)が実施した2006年モデルのホンダシビック(ノンハイブリッド車)の衝突テスト(参考画像)