細野豪志環境相《撮影 中島みなみ》

環境省あてに、微量の放射性物質を含む土壌が送りつけられた。17日に細野豪志環境相が会見を開き明らかになった。

A4コピー用紙よりも一回り小さなダンボール箱が、8日と16日の2度にわたって、送られていた。8日のものの中には、ビニール袋入りの土と手紙が入っていた。また16日のものは、品名に「灰」と書かれていたが、環境省は開封していない。

同省水・大気環境局で測定したところ、ビニール袋と、灰と書かれたダンボール箱で0.6μSv/h(毎時マイクロシーベルト)の線量が測定された。土壌では4000Bq/kg(1キロ当たりベクレル)の放射性物質が含まれいているとされる。

手紙には「福島県福島市の自宅で採取した土であり、環境省で保管・処分されたい」という趣旨のことが書いてあった。また、送り人の自宅の周辺で測定したとされるデータが添付されていた。

郵便物を取り扱う同省官房は「好意的なものも含めて、いろいろなものが地元から送られてくる中で、送り返すのは住民感情としてどうかという配慮があった」と、1回目は公表せずに、職員が自宅近くの空き地に投棄した。

しかし、2回めの荷物が届き、同日、細野氏に報告したところ「不適切な対応で、率直に国民のおわびすべきだ」と、急遽、会見を開くことになった。