横浜ゴムが発表した2011年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比8.4%増の2582億円と増収となった。国内市販用を中心にタイヤ販売が伸びたほか、原材料高騰を理由に価格を引き上げたため。

営業利益は原材料価格の高騰や円高、販管費の増加の影響から同8.3%減の76億円となった。経常利益は急激な円高で営業外の為替差損が膨らみ同26.1%減の26億円、四半期純利益は子会社の退職給付費用を特別損失で計上したため、同75.7%減の3億円となった。

タイヤ事業は売上高が同10.7%増の2047億円、営業利益が同2.0%減の60億円となった。東日本大震災の影響で新車用が落ち込んだものの、中古車販売の増加が国内市販用の需要を押し上げた。海外もアジアや欧州を中心に販売を伸ばした。

工業品事業は、震災で自動車用ホースや接着剤の需要が落ち込む中、建設機械向け高圧ホースの販売が伸び増収となった。ただ、収益は原材料高や円高が大きく響き減益となった。

同社は2011年度に決算期を3月31日から12月31日に変更するため、2011年4月1日から2011年12月31日までの9カ月決算となる。世界的な財政・金融不安を背景に、為替円高や原材料価格高騰が想定以上に推移していることから、通期業績予想を修正する。

売上高は4600億円、営業利益が210億円、経常利益が150億円、当期純利益が85億円となる見通し。