東京商工リサーチは、「2011年9月中間決算業績予想の修正調査」を実施した。

調査結果によると10月1〜30日に9月中間決算で従来見通しを修正した上場企業数は754社だった。3月期決算の上場企業2527社のうち、約3割が修正した。業績予想を修正した企業の業種の内訳では製造業が296社で約4割を占める。次いでサービス業、卸売業、情報通信業と続く。

これら業績予想を修正した754社の修正前売上高の合計は48兆1718億円だったが、修正後の合計額は49兆2626億円と1兆0907億円増加した。上方修正額のトップは第一生命保険、次いで日立製作所、T&Dホールディングスの順だった。

純利益は修正前合計が7337億円だったが、修正後合計は1兆1099億円と3759億円増加した。

10月末までに修正した754社のうち、売上高を上方修正したのは455社に対し、下方修正は270社だった。純利益の上方修正も481社と約6割を占め、下方修正は241社にとどまった。

売上高、純利益ともに上方修正した割合は6割を占めたが、売上高と純利益がそろって上方修正したのは329社で全体の43.6%だった。そろって下方修正したのは120社で、業種別では多い順から製造業65社、サービス業19社、卸売業10社、建設業9社。

754社のうち、黒字予想から今回の赤字予想に転落したのは47社で、逆に赤字予想から黒字予想に上方修正したのは40社だった。

業績修正の理由では、東日本大震災の影響で業績修正した企業は145社で、うち78社は下方修正、67社が上方修正だった。また、円高を一因とする業績予想修正は80社で、うち上方修正が6社、下方修正が74社だった。