三菱マテリアルと電気化学工業は10日、カーボンナノファイバー製品の販売を目的とする合弁会社を設立した。

両社は、2011年4月にリチウムイオン二次電池用導電助剤などに関する共同事業化の検討を開始したことを公表。その後、具体化に向け準備を進めてきた。

リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタの市場は、今後急速な拡大が見込まれている。特にカーボンナノファイバーは、正負極材に添加することなどで、高寿命化や高出力化が図られるキーマテリアルで、今回その販売およびマーケティングを主な目的とする合弁会社を設立した。

従来、カーボンナノファイバーおよびその分散液等の二次加工製品は三菱マテリアルが、アセチレンブラックは電気化学工業が提供。多数のリチウムイオン二次電池メーカーで採用されている。

今回、合弁会社を設立したことで、リチウムイオン二次電池用導電助剤などに関する両社の販売窓口を一本化。多様なニーズに対応する。

合弁会社における初年度、2012年3月までの売上規模は、約4億円を見込んでいる。