アストンマーチン シグネット(香港試乗)

ホテルのエントランスで初対面した『シグネット』は、その場にふさわしいオーラを放っていた。

聞けばフロントグリルには本物のメタルを使い、エンブレムは他のアストンマーチン同様、エナメル製であるなど、何ひとつとしてアストンマーチン・ファミリーの名に恥じない造りだ。

インテリアは『DB9』と同量の革を使用しているという、なんとも贅沢な空間だ。そこでは、「高級車=広い、大きい」という概念が一気に覆された。

実際、運転中に触れるシートやステアリング、インパネのスイッチひとつひとつが、その度に私に満足感をもたらしてくれた。

そしてメカニズムにはいっさい手を入れていない、ということだったが、ベース車のトヨタ『iQ』ならではの元気な加速感に加えて、どこかしっとりと大人っぽい重厚感が感じられ、乗り心地にはさらにフラットな接地感があった。

防音・防振対策は独自にやり直したとのことで、それが影響したものかもしれない。

残念なのは、ナビゲーションが後付けのガーミンになること。最先端のIT技術もひとつのプレミアム要素と捉える日本人には、475万円〜という価格に対してちょっと物足りなさが残る。

とはいえ、この小さなボディでしっかりアストンマーチンが味わえるシグネットは、新しいコンパクトカーの形として歓迎したい1台だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。
現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2011-2012等)、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ『運転席DEナマトーク!』他アップ中。ニッポン放送『DRIVE with ECO&DREAM』(月〜金曜日、19時19分〜)レギュラー。

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