阪神高速が料金圏のない「距離料金」に移行する。9日、新料金が認められた。首都高速では「距離別料金」と呼んでいるが、距離に応じて課金する仕組みは同じ。新年1月1日0時からスタートする。

普通車は6kmまで500円を最低料金にして、6kmごとに100円上昇。24kmを超える場合を最高額の900円とする。大型車は普通車の2倍。1000円〜1800円で、200円刻みだ。均一料金制であった料金圏(東線、西線、南線)は廃止し、どこから乗り入れても距離に応じて課金する。ただし、現金車は距離に関わらず最高額とした。

阪神高速の広報によると「従来の均一料金では、同一料金圏と複数料金圏をまたぐ利用時、通行料金が異なり不公平感が拡大した。ETCの利用率が85〜87%に上昇し、利用距離に応じた料金計算が可能になった」という。

同社は新しい料金への移行により、値上げとなる利用者は30%、値下げとなる利用者は30%、変化ない利用者は40%になると試算した。

普通車を例に挙げると、東線・西線・南線の3つの料金圏をまたぐ、京橋〜りんくう(58.5km)の間では、24km以上走行すると最高額の900円で、従来の1700円から800円の値下げとなる。計算ではりんくうJCT〜西宮山口JCT(95.5km)でも900円だ。

しかし、同じ料金圏の利用であっても、大阪空港〜松原JCT(30.5km)のように700円から900円に値上げとなる場合もある。また、堺〜東大阪JCT(23km)でも700円から800円に値上げとなる。

「距離料金は、0時以降に乗りいれた車両から対象になる。均一料金で利用いただいている車両に二重課金にならないように万全を尽くす」(同)とした。