帝国データバンクが発表した10月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は前年同月比5.6%減の906件で2か月連続マイナスとなった。

金融支援策効果などにより、岩手や宮城など、東北での大型倒産が減少したため。

負債総額は同73.5%減の1329億1700万円となり、過去10年で最少となった。負債トップは三洋電機の連結子会社である三洋ジーエスソフトエナジーの49億5800万円。

業種別に見ると、7業種のうち、5業種で前年同月を下回った。特にサービス業、小売業、不動産業の3業種は2ケタの減少となった。一方で、建設業は、3か月ぶりに前年を上回った。

主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は765件となる、構成比は84.4%を占めた。これで29か月連続で80%台の高水準となった。「円高関連倒産」は15件で9月の10件を上回り過去最多となった。「返済猶予後倒産」は24件発生し、うち金融円滑化法を利用した企業は過去最多の22件だった。