トヨタ自動車・小澤哲副社長《撮影 小松哲也》

トヨタ自動車の小澤哲副社長は8日開いた決算会見でTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加をめぐる議論について「日本の国の成り立ちからして是非断固たる決断をお願いしたい」と述べた。

小澤副社長は「貿易立国でいく、輸出立国で行かなければ日本という国は成り立たない、という環境を考えた時に、今FTA(自由貿易協定)の交渉がずいぶん遅れている。そのことをある部分挽回するチャンスが、このTPP交渉への参加ではないか」と指摘。

その上で「(TPP交渉問題が)輸出産業と農業とのせめぎ合い、対立であるかのような報道もされているが、そんなことはない。日本の産業のあり方、日本の農業のあり方をどうしていくのか真剣に考え、両方が納得できるような方法というのは十分に考え得ると思っている。前向きな議論の中で政治のリーダーシップを発揮していただくよう強く期待している」と語った。

トヨタ自動車決算会見《撮影 小松哲也》