国土交通省は、洪水被害を受けたタイへの排水支援の一環として、排水能力が高く、機動性に優れた同省の排水ポンプ車10台をタイに派遣する。東日本大震災でも津波浸水地域の排水活動に活躍したポンプ車で、5日に横浜港を出港、17日にタイ・ラムチャバン港に到着する予定だ。

洪水被害を受けたタイ王国政府に対する日本政府支援の一環で、国際緊急援助隊専門家チーム(排水ポンプ車チーム。国交省および外務省職員が参加予定)の活動に充てるため、中部地方整備局が保有する排水ポンプ車を派遣する。

ポンプ車の排水能力は毎分30立方m。「消防署にある大きなポンプ車の10台分の能力がある」(前田国交相)といい、小学校の25mプールを約10分で空にすることができるという。

しかも軽量なため、クレーンを使わずに設置・撤去が可能。ポンプと発電機を搭載しているため自立性、機動性に優れるという世界中にも類がないポンプ車のようだ。

タイの工業団地などを中心に排水作業に当たるが同省では「一定の効果はある」(同)としている。