決算と特別事業計画の説明をする西澤俊夫東電社長(4日・東電本店)《撮影者 中島みなみ》

東京電力は2011年度の通期業績見通しを発表した。これまで被災と需給の予測が立たないことから今期予想を未定としてきた。原子力損害賠償支援機構とまとめた特別事業計画を4日に公表、賠償額の見通しを1兆109億0800万円と見込んだことによる。

電力販売量は「今後も電力需要が弱含みで推移する」として、2671億kWhを見込んだ。前年度比でマイナス9%となる。そのため売上高は連結で5兆3150億円、単独で5兆800億円程度とした。一方で、発電コストは燃料価格の高騰などから上昇すると予測。次のように示した。

連結/修正予想・前期実績
売上高:5兆3150億円程度・5兆3685億円
営業利益:△3050億円程度・3996億円
経常利益:△4000億円程度・3177億円
当期純損益:△6000億円程度・△1兆2473億円
1株当たりの純利益:△374.41円・△846.64円

単独/修正予想・前期実績
売上高:5兆800億円程度・5兆1463億円
営業利益:△3350億円程度・3567億円
経常損益:△4100億円程度・2710億円
当期純損益:△5760億円程度・△1兆2586億円
1株当たりの当期純利益:△358.46円・△853.33億円

西澤俊夫社長は同日夕方の会見で「資金繰りについては心配をしていない」と、述べた。

福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋カバー屋根パネル(10月14日撮影)