ナラハラオートテクニカル(産業交流展11)

日本の製造業の技術力は世界一だ。その一端を支えるのが金型の製造技術。精密な金型無くしては精度の高い部品の生産は不可能だからだ。

そんな金型や半導体の生産機械の部品を手がける中小企業は、産業交流展(主催:産業交流展2011実行委員会)には数多く出展しているが、中でも東京・八王子のナラハラオートテクニカルのブース展示が面白かった。

まず渡されたのがノベルティのシャープペン? と思いきや0.5mmの芯の側面に0.2mmの穴を開けたサンプル。シャープペンの芯は柔らかいので開けやすく、こんな加工は同社にとっては造作もないそうで、0.1mmの穴を開けたものも見せてくれた。

お次はアルミのパンチングパネルに見える板。しかし実際には直径0.18mmの穴が4万個も開けられた板で、この穴を通過する部品(!)の検査に使うそうだ。その精度も±0.01mmが要求されると言う。逆にアルミ板の上に直径0.65mmの棒を残して周囲を削り落としたサンプルも。

極め付けは直径0.02mmのエンドミルによる文字加工。0.2mmの太さで描いた0の中に「0.02mm」と刻み込み、四角い社章には同社のモットーを刻み込んでいるが、虫眼鏡でも読み取るのは困難だ。

レーザー加工などナノテク分野ではさらに精密加工を可能にする技術も確立しつつあるが、切削加工でここまで精密にやってのける技術に、日本の底力を感じさせるではないか。

産業交流展:10月26〜28日、東京ビッグサイト

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