マツダ・山内孝社長《撮影 小松哲也》

マツダの山内孝社長は2日、歴史的な水準が続いている円高について「糸が切れそうになる直前」としながらも、「あきらめるわけにはいかないので、更にコスト改善もするし、更に構造改革も時間はかかっても進めていく」と強調した。

山内社長は同日都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「円高だけは個別企業がコントロールすべきものは何もなく、経営要件として与えられるもので、非常に苦しい」とした上で、「我々努力を重ね額に汗をかいて全員で、グループ全体で頑張ってきたものが、一夜にして全部消えてしまうことが続いている。本当にある意味で糸が切れそうになる直前くらい」と述べた。

マツダは今期の想定為替レートを従来に比べ対ドルで5円、ユーロで3円それぞれ円高方向に見直したことなどにより、当初10億円の黒字としていた連結純損益予想を190億円の赤字に下方修正した。

山内社長は更なるコスト削減に取り組むとしているが、「為替に対しては今回介入があったが、是非効果がある施策を継続していただきたい」と、政府に注文をつけた。

マツダ 中間決算《撮影 土屋篤司》