出光興産が発表した2011年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比41.1%増の747億円と大幅増益となった。

売上高は同19.6%増の2兆0676億円と増収となった。国内の石油製品需要は、産業界での省エネ対応や物流合理化による貨物輸送量の減少などの構造的な要因に加え、東日本大震災と原子力発電所事故の影響から電力向け重油を除く各油種で減少し、石油製品全体では前年を下回った。ただ、原油・ナフサ価格の上昇で増収となった。

収益は、震災影響による石油・石油化学製品の需要減、市況悪化といった減益要因はあったものの、前年に引続き合理化に取り組んだことや、在庫評価益が増加したことなどから増益となった。経常利益は同36.0%増の755億円だった。

当期純利益は減損損失や投資有価証券評価損の減少もあって同64.1%増の428億円だった。

通期業績予想は修正した。売上高は前回予想より100億円マイナスの4兆3700億円となる見通し。円高の影響で円建てベースの原油価格が下落することが主因。

収益は製品マージンの拡大や精製用燃料費の減少などから、営業利益は前回予想より70億円プラスの1280億円、経常利益が85億円プラスの1265億円、最終利益が75億円プラスの675億円に上方修正した。