10月27日朝、奈良県奈良市内を走る路線バスの座席に液体のようなものが撒かれ、知らずに座った乗客3人が薬品やけどのような症状を負う事件が起きた。警察では乗客に対する傷害と、バス会社に対する偽計業務妨害容疑で捜査を開始している。

奈良県警・奈良署によると、薬品が撒かれていたのは奈良交通バスが運行し、奈良市内を走る循環バス。10月27日の午前7時から午前7時40分ごろに掛けて、それぞれ別のバス停から乗車した27歳の女性、52歳の男性、13歳の女子中学生が、右側(運転席側)1列目と2列目の1人掛け座席に着座したところ、シートが濡れていることに気づいた。

3人はいずれも別の座席に移ったが、後に尻に痛みを覚えて病院に行ったところ、薬品やけどのような症状を発し、皮膚にただれなどが確認できたことがわかった。

「シートが濡れている」との申告を受け、奈良交通は午前9時30分ごろに車両交換を実施し、車庫に戻して座席を点検したところ、床にも液体が垂れたような白い痕跡が残されていた。

警察では何者かが皮膚に刺激を与える薬品を掛けた可能性が高いとみて、傷害などの容疑で捜査を開始。不審者の目撃情報について調べを進めている。