ダイハツ伊奈社長「うちは体質的にまだ強くない」

ダイハツ工業は28日、2012年3月期第2四半期決算の発表を行った。その会見の席上、伊奈功一社長は「うちの改革はまだ緒についたばかり。体質的にはまだ強くない」と述べた。

ダイハツはこれまで生産や調達の改革を進め、その成果を新型軽自動車『ミライース』を盛り込んだ。同車は低燃費、低価格ということで人気を呼び、発売後1カ月で約4万台の受注を集めた。通期業績予想も営業利益を850億円から950億円に上方修正するほど。

しかし、急激な円高をはじめ、全自動車メーカーの軽自動車参入による国内市場の競争激化、急成長中のインドネシア市場への中国・韓国メーカーの本格参入など取り巻く環境は厳しい。そういうなかでダイハツが戦っていくにはまだまだ力不足というわけだ。

「さらなるコスト競争力と商品力強化が必要」と伊奈社長は強調し、経営の重要課題として、「イーステクノロジー」の他車種への早期展開、調達改革をはじめとする諸改革のさらなる推進による原価低減、現地ニーズに適応した商品開発の強化、インドネシアとマレーシア事業の一層の現地化をあげた。