嘉陵ホンダ新工場竣工式典

ホンダは、汎用製品を生産・販売する合弁会社である嘉陵−本田発動機の新工場が竣工し、28日に式典を行ったと発表した。

新工場の投資額は約2.1億元(約25億円)で鋳造、プレス、塗装、完成品の組み立て、点検、製品梱包などの生産工程を備える。旧工場で培った生産技術と新たな環境技術を取り入れた先進的な工場として11月から稼働。旧工場はこれにあわせて10月末に生産を終了する。

嘉陵ホンダは現在、中国国内向けに汎用製品を生産、販売しているのに加え輸出も行っている。国内の需要が拡大する見込みに加え、今後輸出も拡大する予定で、新工場はホンダの汎用事業のグローバル展開で、最重要拠点の一つとなる。

新工場は、2011年末に90万台の生産体制が整う。将来的には、200万台まで生産能力を増強できる用地と工場設計としており、需要の急速な拡大にも対応できる体制としている。

また、新工場はホンダの「グリーンファクトリー」コンセプトを採用した。ソーラーシステムの導入による電力削減や、有機溶剤を使わず環境にやさしい粉体塗装の採用によるVOC排出量の大幅削減。雨水・排水の再利用、自然採光の導入など、環境に配慮した省エネ型工場としている。

嘉陵ホンダでは、汎用エンジン、ポンプ、芝刈機などに加えて、今年4月から小型耕うん機の生産も開始した。また、汎用エンジンの「GX390」は、今年8月に中国環境保護部が発表した厳しい排出ガス規制を、業界で初めてクリアしている。

ホンダ伊東孝紳取締役社長(向かって左)と嘉陵ホンダ神谷洋総経理 ホンダ伊東取締役社長