三菱グローバルスモール(コンセプトカー)《撮影 高木啓》

三菱自動車工業の益子修社長は28日の決算発表会見で、洪水による同社のタイ工場の生産停止は「10月中旬から1か月半程度(の継続)も視野に入れ、慎重に見極めていきたい」と語った。

同社のタイ工場は直接の洪水被害を受けていないものの、10月13日の夜勤からライン休止しており、29日までの減産は1万1600台となる見込み。部品調達の影響による。生産停止が1か月半となった場合、減産は3万2000台規模となる見通しであり、28日発表した今期の業績予想に影響を織り込んだ。

益子社長は「1か月半」という想定について「これ以上、雨は降らない見込みもあり、現状では今の水が海に流れて何とか1か月半程度で回復できないかと見ている」と述べた。

一方、同社のタイ工場については「他のASEAN諸国への生産展開でリスク分散を進めるものの、タイが重要な拠点という位置づけは変わらない」と語った。タイ工場では「グローバルスモール」と呼ぶ世界向けの小型車用ラインを新設中だが、「計画通り12月から12年1月にかけて完成する」との見通しも示した。