日野デュトロ新型発表《撮影 トヨサキジュン》

日野自動車は28日、2012年3月期の第2四半期累計決算および通期予想を発表した。上期は7月時点の予想を上回る好業績となったものの、円高や材料費の高騰などにより通期の利益は前回予想を据え置いた。

上期は、東日本大震災の影響でトヨタ自動車の受託車が前年同期比で21%減少したものの、日野車は国内、海外とも過去最高の販売となった。このため7月の予想より営業利益は39億円多い149億円(9%増)、純利益は赤字予想から6億円(90%減)の黒字に転換した。

通期の販売はトヨタ車が横ばいとなるものの、日野車は前期比13%増の12万8000台を計画している。日本は排ガス規制や新型小型トラックの好調が支える。営業利益は21%増の350億円、純利益は120億円(前期は100億円の赤字)の予想。

タイの洪水による影響は織り込んでいない。不透明な要素も多いため、白井芳夫社長は「増産に向けアクセルを踏むが、いつでもブレーキがかけられるような舵取りをしたい」と語った。