道路管制センターへ通報が入るところから訓練スタート。《撮影 石田真一》

今回の研修では、2つの事故形態がシチュエーションとして設定され、訓練に参加する事業所は事前申告でどちらかをチョイスするようになっていた。「訓練課題(1)」は第2車線における乗用車と普通トラックによる追突事故だ。このメニューは湯沢、長岡、上越、高崎の4事業所がチョイスした。

状況としては「乗用車が第1車線から第2車線へ車線変更する際、誤って中央分離帯に衝突。ガードレールに突っ込んだ状態で立ち往生した乗用車に対し、後続の普通トラックが衝突した」というもの。第2車線上には2台の車両が留まり、第1車線には最初の衝突で生じた破片が散乱している。さらに乗用車は中破で自走不可。運転者も重傷を負っており、車内から出られない設定もなされている。

動けなくなった事故車が留まる第2車線を通行規制するとともに、第1車線の通過車両に注意しながら路上の散乱物を撤去することが必要となってくる。

開始前に「各事業所にはそれぞれのノウハウや流儀があり、同じものはひとつとしてありません」とE-NEXCOパトロールの寺島誠さんは説明していたが、たしかに事業所ごとで交通規制のやり方はかなり異なっていた。

第1車線にクルマを終始スルーさせる状態で事故処理を行った湯沢、上越、高崎の各事業所に対し、長岡は事故車両の移動時に限って車線を完全に封鎖した。第2車線から低速で路肩に向かう車両との衝突を防止する策を取ったようだ。

乗用車が中央分離帯に衝突、そこに後続のトラックが追突…という設定。《撮影 石田真一》 車線規制の準備を進める。通報された事故は乗用車のみで、後続車による二次被害は現場で知ることになる。《撮影 石田真一》 高速道路と同じわけではないが、真横を30km/h程度でクルマが走り抜ける。《撮影 石田真一》 2人の隊員が連携しながら作業を進めていく。《撮影 石田真一》 完全に通行を止めた場合、影響を受けた後続車への説明も必要となる。《撮影 石田真一》 無造作に置いているように見える樹脂コーンや表示板だが…。《撮影 石田真一》 後方から眺めるとこんなに整然と並んでいる。《撮影 石田真一》