日本エンタープライズは17日、交通情報サービス社(ATIS)の株式を追加取得して子会社化することで合意したと発表した。

同社は、ATISが提供する交通関連情報サービスと協業して事業基盤拡大を図るため、2006年9月にATISの株式を取得して資本提携している。

現在、日本エンタープライズのATISへの出資比率は1.5%だが、ATISの他の株主58社と交渉して株式を取得、出資比率を50.1〜55.8%に引き上げる。

日本エンタープライズは、移動体通信事業者が提供する通信サービスやプラットフォームに対して音楽、メール・カスタムとゲームなどのコンテンツを提供する「コンテンツサービス事業」などを手掛ける。

一方、ATISは、全国の警察、高速道路会社が収集したデータを日本道路交通情報センターに一元化したデータをもとに、ATIS独自のシステムで処理したデータを携帯電話向けにリアルタイムに情報を提供している。

両社が主に展開している国内のモバイルコンテンツ市場では、スマートフォンの普及で、従来型携帯電話向け市場が縮小し、スマホ向け市場が急拡大する見通し。また、スマホの普及に伴って生活に密着する便利な「情報系」コンテンツの価値とニーズは一層高まる見込み。

こうした環境下、主にエンタメ系コンテンツを展開している日本エンタープライズは、ATISを子会社化することで、情報系コンテンツを充実。また、ATISは、モバイルコンテンツに関する日本エンタープライズの経営資源を活用し、コンテンツの品質を改善、新たな会員を獲得して顧客満足度の向上を図る。