三菱商事、米国でガスタービン発電所2か所を新設へ…再生可能エネルギー

三菱商事は、同社が出資する米国ダイヤモンド・ジョネレーティング(DG)が米国カリフォルニア州で再生可能エネルギーの導入を支えるガスタービン発電所を2件新設すると発表した。建設費用は2件合計で約900億円で、発電容量は合計100万kWとなる。

新設するマリポサ発電所(カリフォルニア州アラメダ郡)は、発電容量20万kW。建設費用は2億4000万ドル(約200億円)で2012年7月から同州のパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社に売電を開始する予定。

もう1件はセンティネル発電所(カリフォルニア州リバーサイド郡)で発電容量80万kW。DGがパートナーである米国コンペティティブ・パワー・ベンチャーズ、GEエナジー・フィナンシャル・サービセズと所有し、建設費用は9億2000万ドル(約700億円)。13年8月から同州のサザン・カリフォルニア・エジソンに売電する予定。

米国では、風力発電や太陽光発電が急速に増加する一方で、電力需要のピーク時や、天候により風力・太陽光発電所からの送電量が低下する際、素早く発電して電力を供給できるガスタービン発電設備の拡充が課題となっている。DGは、こうした需要に対応するため、2004年にカリフォルニア州内で2件の発電所を買収し、運営ノウハウを蓄えてきた。今回、その実績を活かしつつ、新たに2件の発電所を新設・運営する。

DGは発電所の新設・運営で、再生可能エネルギーの導入を支えるとともに、風力発電事業も展開しており、今後、複数の発電様式を組み合わせながら米国社会の電力需要に応えることを目指す。

三菱商事は今後、15年までに全世界での持分容量を、現在の370万kWから600万kWに引き上げ、うち約1〜2割を風力や太陽光などの再生可能エネルギーで賄う計画。