三菱重工、CO2排出量を25%削減するばら積み運搬船を開発

三菱重工業は、CO2排出量を従来船に比べ約25%削減できる新型ばら積み運搬船を開発した。

商業化第一弾として、米国のアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド向けに建造される穀物輸送船3隻に、今回開発した設計コンセプトと環境技術を導入する。

泡の力で船底と水の摩擦抵抗を低減させる独自の「三菱空気潤滑システム(MALS)」や、高効率な船型、推進性能改善装置などを採用したもの。住友商事が受注した。船の建造は、大島造船所(長崎県西海市)が行う。

新型ばら積み運搬船は、MALSのほか、造波抵抗を低減する新型船首などを採用する。また、プロペラの前方にフィンを設置し、プロペラボスキャップに特殊な溝を設けることで主機関の出力を効率よく推進力に変換する。

MALSは空気をブロア(送風機)で船底に送り込むことで摩擦抵抗を低減、船舶のCO2削減する技術として三菱重工が開発した。外販は今回が初めてとなる。