2009年12月に資本提携を結んだフォルクスワーゲンとスズキ

スズキの原山保人副社長は14日、東京で記者会見し、VW(フォルクスワーゲン)に対して両社の包括提携についてVW側に多くの違反があったとし、同日付で「契約違反通告書」を送付したと発表した。

会見の冒頭、原山副社長はVW側には提携解消に向けたトップ会談を申し入れており、「1日も早く協議できるよう望んでいる」と述べた。

VW側の違反の内容については「守秘義務にかかわることなので詳細は明らかにできない」としたものの、「包括提携はVWのハイブリッド技術など重要技術へのアクセスを意図したものだったが、できなかった」と指摘。ススキ側が重視する違反は技術開示の拒否と示唆した。

一方で、VWはスズキが伊フィアットとディーゼルエンジンの新たな調達提携を行ったことを契約違反と指摘している。この点に関して原山副社長は「スズキ側は契約違反を犯していないので、引き続き(指摘を)取り下げるよう求める」と語った。

さらに原山副社長は提携解消の方針は「変わらない」と述べ、VWが保有するスズキ株については「技術へのアクセスを認めないなら返してもらえると考えている」と語った。

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