インターナビ・ルートのトップメニュー。出発地/目的地をタップすれば目的地検索モードに入れる。「出発時刻」「到着時刻」の指定もここで行う

ホンダ車ユーザーならカーナビ非装着でも「インターナビ・リンク」を使えば、インターナビ・ルートの高精度なルートガイドが楽しめる。しかもアプリの利用料は無料。おまけに指定場所付近の駐車場の空き情報までガイドする。その使い勝手を試してみた。

インターナビ・ルートの魅力は大きく二つある。一つは、ホンダ車ユーザーが実際に走行してサーバーに蓄積されたフローティングカー情報に基づいていることだ。季節や日時、曜日といった過去の走行パターンを当てはめ、そのパターンに合致したデータを抽出して渋滞を予測。さらにプレミアム会員ならVICS情報も加味して最適ルートを選び出す。

もう一つの魅力は、インターナビ・ルートではサーバーにあるコンピュータを駆使して最適なルートを選んでいること。実はカーナビに搭載されているCPUは能力的にあまり高くない。そのため、交通情報を考慮するのは出発地と目的地付近にとどまる。インターナビ・ルートではサーバーにあるコンピュータによってルートを選ぶため、より広範囲なルートを対象にできる。これがより高精度なルートガイドにつながっているというわけだ。

目的地はキーワード検索やあらかじめ登録してあるMyスポット、目的地履歴から設定する。キーワード検索は名称や住所、電話番号をキーワードに入れても構わない。カテゴリーを選ばずとも、とにかく思いついたワードを入力すればいいのだ。この使い勝手の良さには驚いてしまう。なぜこの使い勝手はカーナビにないのか、不思議に感じてしまうほどだ。ルート探索にあたっては、時間と料金をバランス良く考慮した「スマートルート」をはじめ、「最速ルート」「最速無料優先ルート」「ETC割引ルート」「省燃費ルート」の5つから選択できる。単純に一般道/高速道とかいった区分けでないのがインターナビらしい。

ルート探索を終えると、ルート全体を地図上に表示。これはリアルな航空写真に切り換えて表示することもできる。ルート上には交通状況も表示され、渋滞は赤色、混雑は黄色でその状況が示される。交通情報の表示で一般のカーナビと異なるのは、渋滞を地図上に表示するのではなく、ルート上にのみ表示することだ。これはGoogleマップを地図として利用しているからで、推奨ルートとして案内された以外の道路上にも渋滞情報は表示されない。ただ、VICS情報も加味されるプレミアム会員が利用した場合は、車線規制などの規制情報がアイコンとして表示される。探索ルートは行程情報としても表示でき、区間ごとの渋滞状況を一覧することも可能だ。

ルート案内中は、分岐点に近づくと交差点名や矢印によって進行方向が示される。一般のカーナビのような交差点拡大図までは表示しない。車線ガイドなども行わない。このあたりはカーナビに比べると“簡易型”の印象は否めない。測位もGPSだけに頼っているために、都市部では測位状況に不安は残る。しかし、GPS測位が問題なく行われれば、カーナビとして十分な能力を発揮する。また、駐車場の空き情報が表示できるので、駐車場探しでも迷わずに済むのが嬉しい。アプリ自体があくまで助手席用とはなっているが、郊外での利用なら充分カーナビ代わりに使えてしまう。この魅力はかなり大きいと思う。

目的地を絞り込んだら、一般のカーナビと同様に「決定」を押す 探索を終えると全ルートが表示され、ルート上には交通状況を含んで表示していることがわかる 一度ルートを探索した後でも、るーとや地図タイプを変更することが可能。行程情報もここから選ぶ 行程情報では、分岐点ごとに区間が分けられ、分岐点名や進行方向を表示。高越状況も一覧できる ルート案内中は、分岐点に近づくと交差点名や進行方向を表示。地図はノースアップで表示されるのみ 指定場所付近の駐車場情報を表示。混雑状況は色分けして一目でわかるようになっている