新エコプラスチック

トヨタ自動車は、シート表皮やフロアカーペットなど、高い耐磨耗性能が必要な内装部品に対応できるバイオPET(ポリエチレンテレフタレート)を原料とした新エコプラスチックの開発に成功した。

新開発エコプラスチックは、一部改良した『SAI』に採用、SAIの内装表面積全体の約80%がエコプラスチックとなった。

トヨタは、石油系資源の使用量を削減するため、2000年からエコプラスチックの自動車への適用に向けた取り組みを開始し、2003年5月発売のラウムのスペアタイヤカバーとフロアマットに自動車用部品として世界で初めてポリ乳酸を使ったエコプラスチックを採用した。2011年1月発売のレクサス『CT200h』は、ラゲージ内装表皮に自動車内装表皮材としてバイオPETを使った新エコプラスチックを世界で初めて採用した。

ただ、高い耐磨耗性能が必要となるシート表皮などの内装部品は従来のエコプラスチックは適用困難だった。新エコプラスチックは、耐熱性、耐久性、耐伸縮性などの性能で他の一般的なバイオプラスチックと比較して飛躍的に向上し、部品コストも含めて石油系プラスチックと同等のレベルを確保した。

エコプラスチックは、大気中のCO2を吸収しながら生長した植物を原料とすることで、従来の石油系プラスチックに比べ、製造から廃棄までのライフサイクルでCO2排出量を抑制するとともに、限りある石油資源の使用量削減に貢献する。

トヨタでは、エコプラスチックのような環境技術は、多くのユーザーが利用する量販車に採用してこそ実効が上がると判断、今後も適用部位拡大に繋がる技術開発・実用化を積極的に推進していく方針だ。

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