東京電力は、構内散水などの水源に福島第一原子力発電所の5、6号機の滞留水を処理して使用し、水の有効利用を図ると発表した。

現在、福島第一原子力発電所5、6号機建屋内の滞留水は、津波による海水や雨水などが流入したもので、もともと放射性物質をほとんど含んでいないものの、循環浄化装置により放射性物質を除去した上で、仮設タンクとメガフロートに貯蔵している。

さらに、9月中旬からはRO装置を設置し、これらの水の塩分除去とさらなる放射性物質除去を行っている。

福島第一原子力発電所では、伐採木の自然発火防止や粉塵の飛散防止を目的とした構内散水を予定している。原発構内で使用する淡水については、水源地から取った水を利用していたが、今後は処理水を活用することにした。

同社では処理した水を使用するのにあたって事前に放射能濃度を測定した結果、「水浴場の放射性物質に関する指針について」で示された放射能の基準値を下回っていることを確認したとしている。