日本通運と三井物産は、国内外の物流事業で戦略的な業務提携を締結することで合意した。

日通は、航空輸送、海上輸送、トラック輸送、鉄道輸送、倉庫保管サービス、重機建設などを展開しており、海外36か国、210の都市に388拠点を展開する世界最大規模のネットワークを持つ総合物流企業。グローバル事業を強化しており、今後、グループの国際関連事業の売上高比率を現在の3割から5割に引き上げることを目標としており、海外に強い三井物産と提携する。

一方の三井物産は物流分野で、港湾・空港ターミナル運営などの物流インフラ事業、倉庫運営、国際複合一貫輸送などを手掛けている。物流インフラ事業は、昨年10月から羽田空港での国際貨物ターミナル(東京国際エアカーゴターミナル)の運営を開始している。また、総合物流事業として国内外の重要拠点に輸出入・保管配送基盤を構築しており、顧客ニーズに沿った物流サービスを提供するため、世界各国に拠点を持つ総合物流企業である日通と手を組む。

両社は10月以降、それぞれの主要事業領域での実績と知見を融合、グローバル・ロジスティクス分野での連携を模索していく。

第1弾として、日通の国際航空貨物事業と三井物産の羽田空港での国際貨物ターミナル事業との連携を強化し、羽田空港の活性化と事業の拡大を目指す。また、海外では特にBRICsをはじめ、東南アジア、中東などの新興国で物流インフラ事業や保管・配送事業の業容拡大に向けて協力していく。