QNXソフトウエアシステムズ デレク・キューン 営業マーケティング部長

GMのテレマティクスシステム「OnStar(オンスター)」をなど、自動車のインフォテインメント、ハンズフリーシステムの基幹技術を手がけるQNXソフトウエアシステムズ。

音響処理技術を向上した音響処理スイート2.0をリリースする。同社のデレク・キューン営業マーケティング部長にQNXの今後の日本における取り組みなどについて聞いた。

---:QNXの強みを教えてください。

デレク・キューン氏:我々の強みは、技術が複雑になればなるほど、提供するシステムの良さが分かるという点です。テレマティクス、インフォテインメント、ハンズフリー、デジタル計器などの根幹を支えるシステムを提供しています。GMのオンスターに対しては、すでに10年以上もサプライヤーとしてシステムを提供しています。スペースシャトルの宇宙空間視覚システムにも技術を提供しています。高度な技術と信頼性、安全性を大事にしています。また、我々のシステムを採用していただければ、従来3〜5年かかっていた先進システムの開発期間を大幅に短縮することも可能です。

---:自動車関連の売上は全体のどれくらいを占めますか。

キューン:50%ほどです。自動車以外では、医療、産業、通史院、軍事航空宇宙などの分野に製品を提供しています。

---:自動車関連製品の開発の強みは。

キューン:QNXには1979年の創業以来、蓄積した経験値があります。車載コンピューティングにおいてはすべての分野に対して他社にないアドバンテージを持っていると自負しています。

---:日本市場ではどのような取り組みをされていますか。

キューン:QNXは2000年に日本法人を設立しました。日本国内ではフリースケールとの協業によるネットワーク対応コンセプトカーを手がけたり、ルネサスR-CARコンソーシアムにも参加しています。

---:新製品の特徴はどういったところにあるのでしょうか。

キューン:新製品の音響処理スイート2.0は、自然な双方向会話を実現し、音声の聞き取りやすさを大幅に向上させました。QNX独自のアルゴリズムにより風切音の除去をはじめとするユニークな技術を形にしています。この基礎技術をオンスターにも応用しています。衝突時の自動応答、曲がり角ごとのナビゲーション、ハンズフリー通話などに対応します。

---:QNXはブラックベリーを手がけるResearch In Motionの傘下にあります。

キューン:Research In Motionが手がけるタブレット「BlackBerry PlayBook」にも技術を提供しています。自動車向けの技術を他の分野の製品に応用することもありますし、その逆もあります。