島田商事(福祉機器展11)《撮影 山田清志》

島田商事(本社・福岡県大川市)は「国際福祉機器展2011」に車いすのまま乗れる軽自動車のキャンピングカーを出展、来場者の注目を浴びていた。

同社はもともと家具の製造会社で、3年ほど前にそれまで培ってきた技術やノウハウを生かしてキャンピングカーの改造を始めた。「うちは木を使った内装と配電設備にはこだわりを持っていて、他社のキャンピングカーとはひと味違います」と島田悟朗社長は話す。

そんな同社が昨年11月のある展示会に自慢の“軽キャン”を出展。すると、ある来場者から「うちには障害を持っている子供が一人いるので、なかなか兄弟を連れて車で出掛けることができない。家族4人が乗れて、兄弟が楽しく会話をできる車をつくれないか」と相談を持ちかけられた。

車いすを乗せることができる軽自動車の福祉車両はほとんどがスロープ式で、車いすを乗せてしまうと、前席に2人しか乗れず、なかなか顔を見ながら会話できない。そこで、家具職人の魂に火がつき、なんとかつくって見ようとなった。

「うちにはリフトのノウハウがなく、非常に苦労しましたが、なんとかリフトをつくっている会社と連携して完成させました」と島田社長。価格は299万円。リフト式車いす昇降装置のほか、天然木使用の家具収納キャビネット、サブバッテリー、ACインバーター、外部電源取り入れシステム、電源集中管理パネル、LED室内灯、フルフラットベッドマット、カーテンなどが備わっている。

島田商事(福祉機器展11)《撮影 山田清志》 島田商事(福祉機器展11)《撮影 山田清志》 島田商事(福祉機器展11)《撮影 山田清志》