パリのEVシェアリング「オートリブ」が2日、試験運用を開始した。

2009年にパリ市長ベルトラン・ドラノエが発表して以来、準備が進められてきたEV(電気自動車)シェアリング「オートリブ」が、10月2日から試験運用を開始した。

使用されるEVは電池製造を本業とするボロレの「ブルーカー」で、ボロレが技術面を開発し、以前から同社と関係のあったピニンファリーナがデザインを担当。生産はイタリアのカロッツェリア、チェコンプ(CECOMP)が担当している。オートリブによれば、3000台のブルーカーを導入することで、内燃機関自動車2万2500台による1億6450万kmの移動を置き換えることが可能であるとしている。

利用には運転免許証、IDカード、クレジットカードが必要。ステーションで登録を済ませると「バッジ」と呼ばれるカードが発行されるので、そのバッジを端末に通して暗証番号を押すと、利用可能なブルーカーのイルミネーションがブルーに光る。そのクルマのフロントにバッジをかざすとロックが解除されるので、充電コードを外し、乗り込んでキーを捻れば走ることができる。乗車後は所定の位置に駐車し、充電ソケットを差し込むことで返却となる。

料金体系は、「1年コース個人」、「1年コース家族」、「1週間」、「1日」の4タイプ。料金は1年コースの登録料が、個人144ユーロ、家族133ユーロで、利用料は最初の30分が5ユーロ、次の30分が4ユーロ、それ移行は30分ごとに6ユーロとなる。1週間コースは15ユーロ、1日コースは10ユーロの登録料で、利用料は30分ごとにそれぞれ7/6/8ユーロとなる。この他、EVや電動バイクを所有している人が、ステーション内の空いている充電施設を使うこともできる。こちらは1年コースのみで、EVが180ユーロ、バイクが15ユーロとなっている。

今回の試験運用は66台のブルーカーと33か所のステーションで始まったが、正式運用が始まる今年12月には250台と250ステーションに増える予定。その後は毎月300台の割で増やしていき、来年夏には2000台、1100ステーションの規模になるという。その後も拡張を進め、最終的にはパリと周辺の45市町村で3000台、6600ステーションになるとのことだ。

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