雅森国際展覧 謝宇総経理

中国・北京で開催されるカー用品展示会「第14回中国国際カー用品およびチューニングパーツ展示会」(CIAACE2012、2012年2月14〜17日)。

世界最大の自動車販売台数を誇る中国市場では、カーアフター分野でのビジネス拡大が期待されている。同展示会を主催する雅森国際展覧の謝宇総経理に、中国アフター市場の動向や日本企業に対する考えを聞いた。

---:CIAACE2012のの見所を教えてください。

謝宇氏:中国の自動車アフターマーケットでどのような製品が流行しているか、新製品はどのようなものが登場するかといったトレンドを知る事が出来る点が見所です。

---:日本と中国のアフターマーケットの違いは。

謝宇氏:中国のアフターマーケットでは、マットやシートといった内装用の消耗品が売れ筋です。日本では、カーナビやタイヤなどが中心となっているようですね。中国では、アフターマーケットというと、製品販売もありますがピットサービスも大切です。エンジンオイルの交換や簡単なコーティングなどです。

---:中国でのカー用品の流通形態は。

謝宇氏:販売チャネルはいくつかあります。カーショップのような小売り、ディーラーでの販売、インターネット販売などです。日本では、大手のカー用品チェーンが流通の大部分を担っているようですが、中国は、地域ごとに製造メーカーがあり、販売店があります。日本のような大手が、全国展開をする、という流通形態を確立することは、中国では難しいことです。全国にチェーン展開したところで、各店舗への製品供給がコントロールできないでしょう。

---:中国では自動車のカスタマイズ、チューニングが流行りつつあるようです。

謝宇氏:自動車のカスタマイズは大きく二通りあると考えています。一つは外観のカスタマイズ。もう一つは走行性能のカスタマイズです。走行性能については、エンジン、タイヤといった部品を調整することになりますが、中国は法規制が多くあります。そこで、カスタマイズしても規制に反してしまうことが多く、表に出てくることは少ないですね。カスタマイズする消費者も、走行性能に関しては今ひとつ理解していない部分もあります。

謝宇氏:自動車の外観をカスタマイズすることは、比較的規制も少ないので、盛り上がっています。しかし、中国では、ようやく消費者が一台のクルマを持ち始めたところです。クルマは基本的に交通手段であり、利便性の追求が最優先されます。そのため、カスタマイズをして「クルマを楽しむ」をいう段階には現状では至っていないと感じます。カスタマイズ需要は3〜5年経てばさらに盛り上がるのではないかと考えています。

---:カーアフター分野における模倣品への対策は。

謝宇氏:模倣品については中国当局も厳しく規制しています。日本の企業の方たちにおかれましては、もし、模倣品を作成されていたら、その製品が間違いなく模倣品であるということを証明する資料が必要になります。模倣品をなくすには、社会に理解してもらうための証拠が必要で、関連の資料を用意した方がよいでしょう。