JFEエンジニアリングは28日、8分で80%の充電が可能な超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の商品化に成功したと発表した。《撮影 鈴木ケンイチ》

JFEエンジニアリングは28日、2010年6月に発表した電気自動車用の超急速充電器『Super RAPIDAS(スーパーラピダス)』の商品化に成功したと発表。同日、横浜本社にて改造EVを使った超急速充電のデモンストレーションを行った。

超急速充電器スーパーラピダスは、従来の充電器が80%の充電に約30分かかるところ、わずか8分に充電時間を短縮したのが特徴だ。内部に蓄電池を備えており、その電池に蓄えた電力を一気にEVに放出することで短時間での充電を可能とした。

また、この超急速受電器は3相200Vの低圧受電でも運用できるのも利点だ。従来、急速充電器を導入するには高額な大容量電源用の変圧設備が必要であったが、スーパーラピダスならば、そうした設備が必要とならない。

この充電方式はJFEエンジニアリング独自のもの。専用の仕様となったEVにしか対応しない。つまり、三菱『i-MiEV』や日産『リーフ』など、CHAdeMO方式として現在市販されるEVには使えない。そのためスーパーラピダスは、CHAdeMO方式の急速充電用のコネクターも備えるハイブリッド方式とした。超急速充電用と急速充電用の2本のコネクターケーブルを備えている。

デモンストレーションでは、11kWhのリチウムイオン電池を備えた改造EVを用意。充電率20%で超急速充電を始めると、わずか40秒で充電率は50%に。1分で57%、2分で68%、3分で80%、4分で87%、5分で89%にも達したのだ。このとき流れる電流は300Aほど。最大で400Aの電流を流すことができるという。

超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の充電デモンストレーション《撮影 鈴木ケンイチ》 超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の充電デモンストレーション《撮影 鈴木ケンイチ》 超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の充電デモンストレーション《撮影 鈴木ケンイチ》 超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の充電デモンストレーション《撮影 鈴木ケンイチ》 超急速充電器「Super RAPIDAS(スーパーラピダス)」の充電デモンストレーション《撮影 鈴木ケンイチ》