住友金属工業の友野宏社長は、新日本製鐵との経営統合後の新会社は「いずれのグループにも属さない」と述べ、住友グループとは一定の距離を置く方針を明らかにした。

新日鐵は独立系の最大手鉄鋼メーカーだが、住金は住友グループの中核企業の一つ。現在の筆頭株主は住友商事だ。

住金の友野社長は合併後の新会社は「従来と異なる立場の新しい会社で、いずれのグループにも属さない。住友グループとは一線を画した新しい会社になる」と宣言した。両社の統合の基本的な精神は「対等合併」だが、実質的には新日鐵が住金を吸収合併することから、住友グループとは疎遠になっていく見通し。

ただ、住友グループの中核企業の社長で構成する「白水会」について、友野社長は「出席は継続していきたい」と住友グループに未練も。