財務省が21日発表した8月の貿易統計速報によると、自動車の輸出は半年ぶりの増加に転じた。部品の復旧で生産が正常化したのに伴い輸出向けの生産が増えた。

8月の自動車輸出は前の年の同じ月にくらべ4.8%増加し43万4952台だった。このうちバス・トラックは1.1%減少したが、乗用車が6.1%増え37万6874台だった。自動車の輸出が前年同月を上回るのは2月以来。震災で3月以降、輸出は大きく落ち込んでいたが、部品の供給がほぼ正常化し生産が回復した。部品の輸出も前年同月にくらべ3.5%の増加となった。

自動車の輸出が増えたことにより、輸出額全体も前年同月にくらべ2.8%増となり半年ぶりに増加した。輸出額が前年同月を上回るのは震災後初めて。ただ火力発電用の需要増で液化天然ガスの輸入が増え、貿易収支は3か月ぶりの赤字だった。