DOWAホールディングスは、インドにある熱処理加工・工業炉製造会社を子会社のDOWAサーモテックが買収すると発表した。DOWAグループの熱処理事業としては北米、タイ、中国に次いで4番目の本格的な海外進出拠点となる。

買収するのは、バンガロール市をはじめインド国内に5工場を展開するインド最大の熱処理加工・工業炉製造会社HTF。DOWAグループとは、1985年に技術供与を開始、1991年には資本参加し、現在も16.1%保有している。

今回、DOWAサーモテックはHTFの出資比率を80%まで高めることで経営権を掌握、急速に拡大しているインドの自動車向け市場に本格進出する。

インドでは、自動車生産台数の拡大に伴って熱処理市場も大きく成長しており、2015年までの年平均成長率は12%程度が見込まれている。DOWAサーモテックはHTFの経営権取得後、HTFの持つ事業基盤にDOWAサーモテックの製造技術や日系顧客とのネットワークを加え、拡大するインド市場で事業の拡大を図る。

従来の技術供与に加え、バッチ炉のラインナップ拡充や連続炉などの製造技術を新たに日本から導入する。現地や外資系自動車メーカーを中心としたHTFの既存顧客への拡販を図るとともに、DOWAサーモテックの日系の顧客のインドへの進出・事業拡大にともなう需要増に対応していく。