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日本自動車工業会は、9月21日から10月31日までの間、政府の実施する秋の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2011年秋季交通安全キャンペーン」を実施する。

2010年の交通事故発生状況をみると死者数は4863人で、10年連続減少し、ピークだった1970年の1万6765人の3割以下となった。2004年に過去最悪を記録した事故発生件数、負傷者数も6年連続で減少し、負傷者数は90万人以下となった。しかし、死者数、事故発生件数、負傷者数ともに、依然として高いレベルにある。

自工会としても、未だに年間5000人近くの尊い命が交通事故により亡くなっているという現状や、交通事故が国民生活の身近な問題であることを踏まえ、一層の車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として秋季交通安全キャンペーンを通して安全な交通社会の実現に寄与していく。

キャンペーンでは四輪車について後席シートベルトの着用を促進する。2008年6月から後席シートベルトの着用が義務化されたが、2010年のシートベルトの一般道の着用率は、運転席が97.3%、助手席が92.2%だったのに対して後席は33.1%と依然として低い着用率にとどまっている。また、後席のシートベルト非着用者の致死率は着用者の約3倍である実態から、後席でのシートベルト着用の徹底を呼び掛ける。

また、四輪車向けに夕方早目のヘッドライト点灯も呼び掛ける。事故死者数が増加する秋から年末には、特に高齢歩行者の割合が増加することや、高齢者死亡事故のピークが午後5時台である。こうした状況を踏まえ、薄暮時には高齢者を中心とする歩行者は、走行中の自動車に気づきにくいことを四輪ドライバーに認識してもらい、高齢歩行者に自動車の存在を気づいてもらうための夕方早目のヘッドライト点灯を呼び掛ける。

二輪車向けにはヘルメットの正しい着用を促進する。2010年の二輪車乗車中事故死者871人のうち、損傷部位の41%が頭部で、871人のうち30%が事故時にヘルメットが脱落していることから、顎紐緩め、不締結を防ぐため、ヘルメットの正しい着用の徹底を呼び掛けていく。