佐藤琢磨《撮影 重信直希》

オーバルからロードコースへ変更になった今年のインディ・ジャパンだが、ファンに戸惑いは無いのだろうか?

これまで13年も連続して開催されてきたレースだけにそういった懸念は確かにあった。ところが、そこはさすがにフォーミュラ・ニッポンの開催地でもあるツインリンクもてぎだ。

ファンは「ロードコースを走るフォーミュラカー」を自然に受け入れているように見える。特に観客の中の多くを占める「琢磨ファン」はそのようだ。琢磨のF1レースを見慣れ、ロードコースでの彼のパフォーマンスの高さを熟知しているファンにはむしろ「歓迎」すべきコース変更だったのかも知れない。

インディカー・レースをもてぎのロードコースで行うには、ひとつの大きな物理的な問題点があった。サイズ的にも構造的にもピットだけはロードコースのものではなく、オーバルコースのものを使わざるを得なかったのだ。

そこでもてぎはメインストレートのアウト側に新たにピットへの誘導路を設けて対処した。これによってメインスタンドのお客さんからはピット作業を例年通り目の前で見られることになったのだ。

「ピットロードの入り口はスタンドに向かっていて、スタジアム・セクションのよう。バナーやフラッグを振ってくれるファンの姿が良く見えるんです」と、琢磨も言う。そのスタンドが日曜は多くのファンで埋め尽くされることを願う。

佐藤琢磨《撮影 重信直希》 佐藤琢磨(9月16日) ポールポジションを獲得したスコット・ディクソン選手 愛宕陣太鼓連響風組の和太鼓演奏で前夜祭オープニング。 前夜祭、佐藤琢磨&武藤英紀トークショー。佐藤(向かって左から2番目)、武藤、中野信治、松浦孝亮。 ホームストレート上で行われた全ドライバーによる集合写真(9月16日)。