JVCケンウッドは、現在進めている2013年3月期を最終年度とする中期経営計画を見直し、2014年3月期を加えた新しい中期経営計画を策定した。

現行の中計は2011年3月期に目標としていた経常利益の黒字化を達成。2012年3月期の目標である当期純利益の黒字化に向けて予想以上に順調に進捗している。こうした状況から中計えを見直し、2014年3月期を加えた新中期経営計画を策定した。

新中期経営計画では、カーエレクトロニクス事業、業務用システム事業、ホーム&モバイルエレクトロニクス事業、エンタテイメント事業の4事業について重点施策を織り込み、業容の拡大に取り組む。

このうちカーエレ事業では、協業を活かして純正品の新規受注獲得やディーラーオプション商品の拡大、国内アフターマーケット向けラインナップを拡充する。また、欧米モデルと差別化した新興市場向け戦略モデルのラインナップ強化や、戦略投資による新カテゴリー商品を開発する。

同社全体のブランド戦略ではカーエレと音響機器はケンウッドとJVC。無線機器はケンウッド。米国子会社Zertonのブランド、カメラ機器・映像機器はJVC、音楽・映像ソフトがビクターエンタテイメントとテイチクエンタテイメントのブランドでそれぞれ展開する。

経営目標は円高の進行で売上面でのマイナス要因があるものの、戦略投資の成果が期待できることや、重点4事業が全て営業黒字化するなど、想定以上に順調なことから、2014年3月期に売上高4300億円、営業利益200億円、経常利益140億円、当期純利益110億円を目指す。

また、2013年3月期の目標は売上高を前回目標より200億円マイナスの4100億円、営業利益が10億円増の180億円、経常利益が10億円増の130億円、当期純利益が10億円増の100億円に利益は上方修正した。