JR東海は、リニアモーターカー(超電導磁気浮上式鉄道)の山梨実験線での走行試験を9月末で一旦終了すると発表した。

山梨実験線は1997年4月3日から山梨県大月市〜山梨県都留市の先行区間18.4kmでの走行試験を開始。これまでに累計で約87.4万kmの走行試験を実施してきた。

実験線では最高速度581km/hでの走行や、一日あたり2876kmを走行する試験を実施。国土交通省の超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会で2009年7月には、超電導リニアの「営業線に必要となる技術が網羅的、体系的に整備され、今後詳細な営業線仕様や技術基準等の策定を具体的に進めることが可能となった」との評価された。

現在は、山梨県笛吹市と山梨県上野原市を結ぶ42.8kmの新実験線への更新・延伸工事を進めるとともに、実用化仕様の決定に向けた走行試験が概ね完了している。新実験線での走行試験を早期に開始するため、先行区間での走行試験は9月末で一旦終了し、更新・延伸工事に専念する。

新実験線は2013年度中の早期工事完了を目指すとともに、完成後は新型車両「L0系」で実用化仕様などの最終確認を行い、中央新幹線に反映させる。