8月上旬に茨城県水戸市内で発生し、2人が死亡した対向車線への逸脱事故について、水戸地検は13日、逸脱車を運転していた行方市内に在住する23歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴した。

問題の事故は2011年8月7日の午前4時20分ごろ発生している。土浦市東中貫町付近の国道6号を走行していた乗用車が左カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。中央分離帯を乗り越え、対向車線を順走してきた軽乗用車と大型トラックに衝突した。

衝突によって軽乗用車は大破。運転していた牛久市内に在住する45歳の男性と、同乗していた34歳の男性が全身強打で死亡。トラックを運転していた51歳の男性も打撲などの軽傷を負った。

乗用車を運転していた23歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。クルマは逸脱の直前には制限速度を大幅に超過する約140km/hで走行していたことも判明し、警察は男を危険運転致死容疑で逮捕していた。

検察は慎重に捜査を行っていたが、「アルコールの影響で正常な運転ができなかったとはいえず、制御困難な速度でもなかった」と判断。危険運転致死での起訴を断念し、自動車運転過失致死と道交法違反で起訴することを決めたという。