東レ・ティーウェイヴAR1《写真 山田清志》

東レは14〜15日、東京国際フォーラムで「東レ先端材料展2011」を開催した。その最大の目玉ともいえるのが、次世代コンセプトカー『TEEWAVE(ティーウェイヴ)AR1』という電気自動車(EV)だ。

TEEWAVEは「東レのエコロジーとエフィシエント技術で新たな波を起こす」(同社関係者)という思いを込めてネーミングされ、同社が持っている技術の粋を集めた試作車。自動車メーカーに炭素繊維など同社の素材の本格採用を働きかけるためにつくられた。

「コンセプトに約3か月、製作に約9か月かけ、この8月末に完成しました」と同社関係者。化学会社が試作車をつくるのは三菱ケミカル、帝人に続いて東レが3社目となるが、「うちの車はナンバーを取って実際に公道を走ることができるので、2社の車とは違います」と力説する。展示のためにつくったものとは区別してもらいたいというわけだ。

最高速度は147km/hで、走行可能距離は185km。車体の重さは846kgと、鋼板を使った従来のEVに比べて4割ほど軽い。「実際に乗ってみましたが、出足の加速が良く、静かで乗り心地も良かったです。次は4人乗りの車に挑戦したい」と同社関係者は話していた。

東レ・ティーウェイヴAR1《写真 山田清志》 東レ・ティーウェイヴAR1《写真 山田清志》 東レ・ティーウェイヴAR1《写真 山田清志》