VW up!(フランクフルトモーターショー11)《撮影 宮崎壮人》

フォルクスワーゲンは13日、フランクフルトモーターショーでコンパクトカー『up!』の市販仕様を正式に発表。さらに今回のショーでは、up!をベースとした6台の個性溢れるコンセプトカーも披露した。

公開されたのは、世界のビーチで楽しむために設計された『bugyy up!』と『up! azzurra セーリングチーム』、 4ドア仕様の『cross up!』、スポーティな走りが楽しめる『GT up!』、天然ガスを燃料とする『eco up!』、そして既に発売が予定されている電気自動車の『e-up!』の6台だ。

buggy up!は、ルーフのない2シーターのバギーカー。ポップなデザインはup!と共通ながら、ボディのアウターパネルは完全新設計とした。全長は3584mmとup!比で44mm拡大。全幅も1672mmと31mm拡大している。全高は1288mmだ。ビーチを走ることを想定し、インテリアも完全防水仕様となっている。フロアには水抜きとオープンサイドシルを設け、室内が水浸しになることはないという。

up! azzurra セーリングコンセプトは、VWデザイナーのワルター・デシルバ氏と、名門カロッツェリアのジョルジェット・ジウジアーロ氏による共作だ。“azzurra”はイタリアのエメラルド海岸にある有名なヨットクラブの名前に由来。ボートの上に居るような開放感を味わうことができるモデルとした。

cross up!は、up!をベースに4ドア化し、『クロスポロ』や『クロスゴルフ』(日本未導入)などクロスシリーズ特有のSUVテイストを付加させたモデル。フロントグリルのシルバーパネルもクロスモデルならでは。車高も15mmアップするなど使い勝手を高めると同時に、都会的なイメージも演出する。

GT up!は、特徴的なup!のフロントバンパーを廃し、『ゴルフGTI』を彷彿とさせるハニカムグリル備えた大開口のエアインテークを採用した。ウイング型のLEDデイタイムランニングライト、ブラックのドアミラー、17インチホイールなどが走りの良さを予感させる。クローム仕上げのテールパイプにより、デュアルフロー・エギゾーストシステムがパワフルで心地よいサウンドを奏でる、としている。

eco up!は、新開発の1リットル3気筒エンジンを搭載し、68psを発揮。ブルーモーションテクノロジーを搭載しないモデルは、2012年に市販されることが決定している。燃費は3.2kmリットル(31km/リットル)で、VWの市販車史上最高の燃費性能になるという。

e-up!は、2013年に発売予定の電気自動車。最高出力60kWで最控速度は135km/h。バッテリー容量は18kWhで、一充電あたり最大130km走行できるという。

VWはフランクフルトモーターショーのプレスカンファレンスで、モビリティの課題として「誰にでも手の届く価格」と「多様性」が大切な要素であると強調。価格については、ベースのup!が9850ユーロからと発表されたばかり。今回のコンセプトシリーズでは、その多様性をアピールした。

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