VW本社

独VW(フォルクスワーゲン)との提携交渉の窓口担当だったスズキの原山保人副社長は12日の記者会見で、VW側の「契約違反」という指摘は「間違っており、違約金の支払いといったようなことには発展しない」と強調した。

VW側が違反と指摘しているひとつに、スズキが新たに伊フィアットから1.6リットルのディーゼルエンジンを調達する案件がある。両社の提携は、スズキ・VWとの提携以前から続いているものであり、新エンジンの調達について、スズキは今年2月のVWとのトップ会談で先方に伝えていたという。

原山副社長は「十数回にわたって『契約違反』と指摘されてきたが、いずれも違反ではないと認識している」と語った。さらに、「独立したパートナーとして契約した企業間で契約違反との指摘を繰り返すのは、国家間なら宣戦布告するようなもの」と、不快感を露わにした。

それだけ、両社の交渉はすれ違いの連続だったようだ。会見で原山副社長の発言が先鋭気味になると、鈴木修会長兼社長が「交渉の第一線にいたので多少エキサイトしています」と、助け舟を出す場面もあった。

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