CATIAバージョン6の活用イメージ

9月12日にシムドライブとの提携を発表したダッソー・システムズは、仏航空機会社ダッソー・アビアシオンを起源とするグループ・ダッソーのソフトウェア開発企業だ。同社の「CATIA(キャティア)」は多くの自動車会社で使用されている。最新型バージョン6にはどんな特徴があるのか。CATIA営業部ディレクターの田中昭彦氏に訊いた。

「従来のCATIAはCADソフトに過ぎませんでした。しかし2008年にリリースしたバージョン6では、生産技術や解析、さらには市場の声も反映することが可能であるなど、多くの要素をコラボレーションできる環境が強みになっています」

世界トップクラスのソフトウェア開発企業であるダッソー・システムズが、日本のEVベンチャー企業シムドライブと手を結んだ理由も、このコラボレーティブな設計環境が活用できると考えたためだったという。

「シムドライブは、多くの企業や自治体が設計に参加し、技術者や管理者とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていく、オープンソースの手法を採用しています。コラボレーションをアピールポイントとするバージョン6のメリットが生かせる開発形態なので、提携を決定したのです」

ちなみにダッソー・システムズは、イギリスのEVベンチャー企業リバーシンプルとの間にも、今回のシムドライブとの提携に近い関係を結んでいるという。ソフトウェア開発企業という立場から見ても、EVは目が離せない存在になりつつあるようだ。

CATIAバージョン6の活用イメージ CATIAバージョン6の活用イメージ CATIAバージョン6の活用イメージ ダッソー・システムズCATIA営業部ディレクター田中昭彦氏