スズキ・スプラッシュ(欧州仕様)

スズキの鈴木修会長兼社長は12日、東京で記者会見し独VW(フォルクスワーゲン)との提携解消を発表した。会見の冒頭、鈴木会長は「私の経営哲学と相容れず、足かせになると分かってきた」と決断の背景を説明した。

鈴木会長は他社との提携では「イクオールパートナーであり、自主独立を保つこと」を経営哲学としてきたとし、VWともそれを確認して出発したものの、両社の関係が「段々おかしくなってきた」と述べた。

交渉に当たってきた原山保人副社長は「環境分野でVW側の技術情報を活用するということで提携した。だが、19.89%という当社へのマイナーな出資比率では、技術情報へのアクセスには著しく支障があることが分かった」と両社の思惑の相違を指摘した。

合意から1年9か月での解消となることについて鈴木会長は「結婚して離婚するのと同じ。お互い縁がなかったと笑って離れるのがいい」と、サバサバと語った。ただ、VW側が「スズキは投資先として有効」とする見解を示したことについて「提携はお互いに技術開発のためということだったのに、言っていることが矛盾している」と、幾度となく相手への苦言も出た。

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