佐藤琢磨選手(KVレーシング・テクノロジー) 《撮影 中野泰彦》

今季はオーバルで1度、ロードコース(常設サーキットや市街地コース等)でも1度、計2度のポールポジションを獲得している佐藤琢磨選手。初のロードコース開催となる「インディジャパン ザ ファイナル」だが、マシンの相性的にはどうなのだろうか?

「KVのマシンは、バンピーな市街地コースよりも、ハイグリップでスムーズな路面の常設コースを得意にしている面がある。それにみんながデータのない初開催コースでの“瞬発力”も、ある方だと思いますよ」

どうやらチームの相性は良さそう。ただ、琢磨選手自身は他の選手同様にもてぎロードコースでのレース経験はなく、母国戦ではあるが具体的な“地元の利”まではない状況だ。しかしそこに、もてぎロードコースでかなりのレベルのレース経験を持つ“助っ人”が登場した。サム・シュミット・モータースポーツからのスポット参戦が決まった武藤英紀選手。2008〜10年はインディにフル参戦していた武藤選手の不在(今季はSUPER GT参戦中)を、「今年はひとりで寂しかったですよ」とも感じていた琢磨選手にとっては、様々な意味で朗報と言えよう。

「英紀の参戦は心から嬉しいです。去年は、インディでは先輩になる彼がいてくれたことで、心強く思える面も多々ありましたからね。それに、僕はもてぎのロードコースに関してはデモ走行したことはありますが、レース経験はない。でも英紀は過去にけっこうレースをしていて、先月のフォーミュラ・ニッポンにも、たまたま(笑)スポット参戦していたんでしょう。僕にとっては強力な助っ人だと思います。もちろんチームも違うし、コース上ではライバルのひとりですけど、協力できる部分についてはいいかたちで協力し合って、お互いに上に行きたいですね。彼とふたりで、最後のインディジャパンを盛り上げたい」

インディジャパンは今年が最後の開催になる。

「ぜひ、たくさんの人に、もてぎに足を運んでいただきたいです。最後のインディジャパン、そしてロードコースでは初めての開催。そのあたりは、やっぱり注目ポイントだと思いますしね。僕たちのパッケージも強力になってきていますから、トップ戦線で戦うところをお見せできれば、と思います」

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