台風12号の人的被害がさらに増えている。8日23時45分時点での全国の死者は56人、行方不明者は54人、負傷者は101人となった。

全国で約2500人が避難生活を続け、さらに、安否確認はとれているものの、三重県、奈良県、和歌山県の3県で553人の住民が孤立状況にある。

ライフラインの寸断も続いている。停電は発生当初より劇的に減ったものの関西電力内で7000件、中部電力内で2件が回復していない。また、和歌山県で2万3687件、三重県で8440県、奈良県で321件が断水したままだ。

交換局の浸水や伝送ケーブルの損傷などで通信にも影響が続いている。NTT西日本和歌山支店によると、故障回線約2万5400回線のうち1万6400回線は復旧したが、まだ約9000回線が不通だ。KDDI、ソフトバンクテレコムなどにも影響が出ており、応急復旧を終えた回線には通話やアクセスが集中し、電話やインターネットへの接続が不安定な状況が続いている。

携帯電話では、NTTドコモ(172局)、au(74局)、ソフトバンクモバイル(142局)の基地局が停波。愛知県、三重県、奈良県、和歌山県の一部でつながらない状況が見られる。