帝国データバンクが発表した全国企業倒産集計によると、8月の倒産件数は前年同月比0.5%増の969件と、2か月連続で前年を上回った。倒産件数は増減を繰り返しながらも、緩やかに増加基調にシフトしつつある。

東日本大震災の被災地となった東北3県は19件、同9.5%減となった。地域別では、北海道、関東の増加が目立った。

負債総額は前年同月比約3.7倍の7975億8100万円の大幅増加。4か月ぶりに前年同月を上回った。負債1000億円以上の大型倒産が2件発生したことにより、負債総額は今年最大を記録した。

業種別に見ると、7業種中、2業種で前年を上回った。特に小売業の増加が際立った。一方、建設業、製造業などの5業種では前年同月を下回った。

主因別の内訳を見ると「不況型倒産」の合計は810件で構成比は83.6%と、前年同月を2.6ポイント下回ったものの、27か月連続で80%台となった。

「円高関連倒産」は8件発生し、うち4件はデリバティブ損失関連が原因。「返済猶予後倒産」は18件発生し、うち金融円滑化法利用は16件だった。