1年4か月ぶりにGMにアドバイザーとして復帰するボブ・ラッツ氏

GMは2日、元副社長のボブ・ラッツ氏をアドバイザー(非常勤の相談役)として迎え入れると発表した。

ボブ・ラッツ氏は1932年、スイスに生まれた。自動車業界でのキャリアは、1963年、GMヨーロッパから始まる。1971年にはBMWへ転職。そして1974年、フォードモーターへ入社し、副会長にまで出世した。

ところが1986年、ライバルのクライスラーへ電撃移籍。GMのシボレー『コルベット』に対抗できるスポーツカー、ダッジ『バイパー』や、レトロブームの火付け役となった『PTクルーザー』の開発を主導した。

ここで終わらないのが、ラッツ氏。1998年にはクライスラーを去り、自動車業界から離れていたが、2001年9月、今度は再び、GMへ入社。シボレーやキャデラックブランドの再生で成果を上げた。2011年に発売されたエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、シボレー『ボルト』も、同氏が開発の指揮を執っていた。

今回のラッツ氏の再雇用は、2010年5月のGM勇退以来、1年4か月ぶり。GMは、同氏の自動車業界40年以上のキャリアに期待を寄せている。